不動産投資ファンド
不動産投資ファンドというのは大きく分けて2種類あります。
そのひとつは市場に上場されていて売買が出来る「不動産投資信託」です。
不動産投資信託は1口の市場価格は変動しますが、大体1口80万円~100万円強から投資が可能です。
この不動産投資信託に対して「私募不動産投資ファンド」という不動産投資ファンドがあります。
これは「私募」という名前が付いている通り、市場に上場されていない不動産投資ファンドで、少数の仲間内だけで資金を出し合って不動産に投資をするファンドです。
その為、1口の出資額も大きく最低でも1口500万円~1000万円を出資します。
出資を受けたファンドはそれを特定の不動産に投資し、独自の価値向上戦略を立てて不動産の価値を高め、それを転売して高い収益を上げて出資者に還元します。
現在私募不動産投資ファンドは資金の回転を早める為あまり大型物件には投資せず、投資金額が10億円程度の小型物件に投資しているケースが多い様です。
昔、「大航海時代」と言われた時代、ヨーロッパのお金持ちは皆で資金を出し合って株式会社を作り、その株式会社で船を建造して遠く東洋との貿易をして財を成しました。
この株式会社は「1航海1会社」で貿易船が戻ってきて積荷を売り捌き、株主への配当が終わった後は解散したと言われています。
株式会社にしたのは当時の帆船ではるばる東洋まで往復するのは途中で遭難の危険があり、極めてリスクが高いのでリスクを大勢で分散させる為で、これが現在の株式会社の原型と言われていますね。
私募不動産投資ファンドというのは基本的にはこの「1航海1会社」と同じで、目的とした投資の分配が終わればそれでファンドは解散します。
この形態は不動産に限らずあらゆるファンドの原型で、リスクは高いがリターンも多い、正に「ハイリスク・ハイリターン」を目的としたものと言えますね。
当然の事ながら不動産投資でこの私募不動産投資ファンドに出資するシニアは、それなりの資力が必要ですので誰にでも出来る不動産投資ではありません。
ファンドが投資に失敗すれば配当どころか出資金を大きく毀損しますので、それに耐えられる資力は必要です。
その代わり成功すれば理論的には出資金が数倍になって戻る事も考えられる不動産投資です。
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